叶わなかった初恋と叶った初恋
真依の母親side:
父親に叩かれた時に悲しくて、あれほど子供には父親のようにはならないようにしようと決めたのに拒否された怒りを抑えられずに叩いてしまった…。真依にも同じように傷を残してしまわないようにケアをお願いしよう。まだ叩かない自信がないからもう少し時間がかかるの。ごめんね、真依。落ちついたら必ず迎えに行くよ。家庭教師とは離れていて良かった、もう話したくはないよ。


黎子:所長、戻りました。推測でしたから話さなかったんですが、真依さんのお母さん父親から叩かれた記憶あるそうです。これからケアをしていきたいと思います。


所長:そうか、気づいてたんだな。ケアしたり、真依さんの元に帰れるように頼むよ。


黎子:わかりました、出来る限りケアしたりしてみますが後はお母さんの気持ち次第です。


所長:今からでも真依さんのお母さんはやり直せるはずだから警察官には様子を見て欲しいと話しとくよ。


黎子:ありがとうございます、所長。


家庭教師:言っとくが俺は諦めてないからな、一人でも連れ出して真依を従わせるからな。


警察官:それは出来ないな、身内ではないから誘拐になりかねないぞ。


家庭教師:今更罪が増えたって構わないさ、真依をあの幼稚園から変えられるならな。
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