叶わなかった初恋と叶った初恋
四人:はーい、深雪先生。深雪先生も一緒に食べたいな。


深雪:うん、お昼になるから私も一緒に食べようと思ってたよ。


四人:わーい、食事の時間が楽しくなるね。


黎子:所長、これからケアに真依さんの母親の元へ行ってきます。


所長:忙しいなか何度もすまないな、1日も早く真依さんのお母さんが回復するように願ってるよ。


黎子:大丈夫です、ありがとうございます所長。


所長:俺が出来る範囲があるなら言って欲しい。


黎子:ありがとうございます、その時はよろしくお願いします。


所長:わかった。


留置所-。


黎子:こんにちは、今日は辛かった経験を少しずつ話してもらえませんか?。


真依の母親:こんにちは。留置所に来た頃は落ちつかなくて真依を連れ出して従わせたいと考えてたけど、暫くしてお腹を痛めて産んだのになんで叩いたのかなと悩んでました。小さい頃は楽しかったけど父親が厳しくてだんだん父親を避けるようになりました。


黎子:物心ついてから厳しくなったんでしたね?、きちんとした子にしたいにしても叩いたのは良くないですね。避けても父親だから逃げるわけにはいかなくて辛かったと思います。


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