叶わなかった初恋と叶った初恋

光:ﾊｱﾊｱ、先生に追いついたよ、捕まえた。野々華、やっと捕まえたんだ。待っててくれてありがとう。美桜ちゃんも、ありがとう。


野々華:どういたしまして、捕まえたみたいだし良かったね。


美桜:良かったね、光君。瞬先生、足痛めてませんか？。


瞬:逃げきるつもりで走ったからひねったの気にしてなかったな、美桜ちゃん、良くわかったね。


美桜:はい。途中までは速くて、だんだん片方をかばうように走ってるように見えたんです。手当てしたいので、深雪先生の所に行きましょう。


瞬:でも野々華ちゃん、光君はどうするかだな。


野々華:先生、光と待ってるから大丈夫だよ。美桜ちゃん、いってらっしゃい。


美桜:野々華ちゃん、行って来るね。


瞬:わかった、野々華ちゃん、怪我には気をつけて待っててね。


-美桜は、深雪先生に習いながら一生懸命左足に湿布と包帯を巻いて手当てした。足首が少し腫れてたが、バスケットのシュート練習とドリブルはその場でボールのつきかたを教えた。走るには痛みがありすぐには無理だった。怪我が治るまで必死に野々華達は、シュート練習をしていた。


美桜:深雪先生、瞬先生が足首ひねったみたいで手当ての仕方教えてください。私が手当てしたいんです。