叶わなかった初恋と叶った初恋
深雪:明日、お泊まり会の材料買いに行くので希望のお菓子あげてね。確実に希望のお菓子を買ってくる為に発案者の美桜ちゃんに来てもらうよ。


野々華:良かったね、美桜ちゃん。少しでも瞬先生と話すチャンスだから頑張ってね、美桜ちゃん。


美桜:ありがとう、野々華ちゃん。買い出しで色々話して、お泊まり会の夜に瞬先生に好きと伝えるの。卒園式まであまり時間がないからもっと早く伝えれば良かったと後悔しない為になんだ。


野々華:すごいね、美桜ちゃん。告白して気まづくなったりしないか不安じゃないの?。


美桜:うん、不安じゃないわけではないけど、伝えないでよりは伝えてからの後悔なら悔いは残りにくいかなってこの前の告白番組見て思ったよ。


野々華:しっかりしてるな、美桜ちゃんは。私はまだ告白する勇気すらないのにね。そばに居すぎたから気まずくなりたくないのが大きいし、告白してから恥ずかしくて話しかけれなくなるのが嫌なんだ。


美桜:続きは後でね、お菓子何がいいかな?。


野々華:うん、美桜ちゃん。光に聞いてみるよ、分け合えるものがいいかなと思ってるの。光は、何のお菓子にするの?。


光:俺はポテトチップスがいいな、野々華は?。

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