無糖ミルクティ
落ち着け私の心臓…!
「…羽奈、聞いてる?」
「ご、ごめん」
外見はそんなに筋肉質に見えない…内藤日向くん。大地のガタイが良いからか二人でいると少し華奢に見える。
だけど、バスケ上手なんだ。…反則だよ。
「見て見て大地と内藤くん。なんか大地、自己紹介してるっぽくない?やっぱり自分は認知されてなかったんだ、ウケる!…羽奈?」
「え?あっほんとだね!」
「…どうしたのさっきからボーッとして。何かあったら言ってよ?」
「うん!大丈夫…何もないよ、ありがとう!!」
「それならいいんだけど。そろそろ先生来るね、あたしたちも席着こっか」
何も考えずに席に向かうとそこは内藤くんの隣で。
もう一度目が合ったときにはもう、心臓が止まってしまいそうになった。