無糖ミルクティ
まさか、こんなところでさっそく会うなんて。
私の家は少し学校から離れていて。
だから高校の友達と偶然会うなんてこと自体そうそうないことなのに。
────この日、すでに私は手遅れだったんだと思う。
まだ知らないこの感情の答えに、これから起こる出来事に、私は後悔するのかな。
私は甘いものなんて買うことも、コンビニに行くことさえ忘れて、めいっぱいのドキドキだけ抱えて、逃げ帰るかのようにUターンした。