彼のカノジョさん
「真崎さーん、おはようございま~す」
相変わらず朝イチから真崎さんは囲まれている。
「真崎さん、見てください。今日ネイル変えてみたんですぅ」
「あぁ、そうなんだ。いい色だね」
「やだぁ、ありがとうございます~」
真崎さんも朝から大変だな、なんて他人事のように、まぁ他人事なんだけど考えながら業務にはいる。
「田辺、おはよ」
「おはようございます」
真崎さんが隣に座ったのを確認し、またPCに向きあうとなんとなく視線を感じ横をみると、真崎さんが私の手をみていた。
「あ、あの?」
「田辺はネイルしてないんだね?」
先ほどの女の子のネイルが気になっていたのだろうか。何も塗っていない私の指が恥ずかしくなり手をデスクの下に隠した。
「あの、私、ネイルすると爪が息できないよ~ってなっちゃって、指が重くなっちゃうというか、だから磨いてるだけで。...なんかすみません、女子力ないですよね」
「そんなことないよ。変にゴテゴテしてるより俺は好き。...あまり大きな声じゃ言えないけどな」
相変わらず朝イチから真崎さんは囲まれている。
「真崎さん、見てください。今日ネイル変えてみたんですぅ」
「あぁ、そうなんだ。いい色だね」
「やだぁ、ありがとうございます~」
真崎さんも朝から大変だな、なんて他人事のように、まぁ他人事なんだけど考えながら業務にはいる。
「田辺、おはよ」
「おはようございます」
真崎さんが隣に座ったのを確認し、またPCに向きあうとなんとなく視線を感じ横をみると、真崎さんが私の手をみていた。
「あ、あの?」
「田辺はネイルしてないんだね?」
先ほどの女の子のネイルが気になっていたのだろうか。何も塗っていない私の指が恥ずかしくなり手をデスクの下に隠した。
「あの、私、ネイルすると爪が息できないよ~ってなっちゃって、指が重くなっちゃうというか、だから磨いてるだけで。...なんかすみません、女子力ないですよね」
「そんなことないよ。変にゴテゴテしてるより俺は好き。...あまり大きな声じゃ言えないけどな」