私は恋を知らない、はずだった
プロローグ



私は芽実(めぐみ)。皆からはメグと呼ばれてます。



「ちょっとメグ、──メグ?」



…あ、気づかなかった。


今私に話しかけているのは、親友の彩乃(あやの)だ。



私はアヤと呼んでいる。



「あっ、ごめんねアヤ。ぼーっとしちゃってたっ」



今私が高めの可愛い声で、可愛い笑顔で話したのは、教室、クラスメイトがいるからである。男子がいるからとかじゃない。



というか自分でやってて気持ち悪い。



本当、女子が一緒にいてくれたら何でもいいくらいだ。




私は高校生。小学校、中学校と可愛すぎていじめられてきたのだ。



主に女子に。けど、仲良くしてくれる女子は好き。


アヤとかね。


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