私は恋を知らない、はずだった
「それができたら苦労してませーん、てかなんなの、さっきの恋してるって」
初恋もまだだし、誰かを恋愛感情で好きになんてなったことないのになんなんですかね、あれは…
「だってぇ、私の話聞いてなかったんだもんっ」
「うっわ、そうやってふざけてるところ録画して校内にばら撒きたい」
「私はその、メグのだらけながら毒吐いてるところを録画して校内にばら撒きたい」
「ごめんなさいそれだけは勘弁して」
今は、昔からの付き合いのアヤとの時間が1番楽しい。私がいじめられてたときも、いつも守ってくれた。
「アヤー、いつもありがとうー。」
「う、うん。」
アヤは若干引きながらも、優しく頭を撫でてくれた。