合言葉は、“ヘヘヘ ムフフ”



「黒木先生・・・。

あなたが使う・・魔法の事を聞いて・・・

僕は全国で起こっていた、
“人が突然凶暴になった数々の事件”
が頭に浮かびました。

あれは、あなたの仕業だったんですか!?」



「その通りだカンタロウ。

55歳になった時、
俺の前に妖精が現れてこの魔法を授かった。

妖精達は、この力で俺にすぐにでも彼女を作ってほしかったようだが・・・ウハハハハ。

どうやら奴らも俺という人間の本質を見抜けなかったようだな。」



「あなたは・・・あなたはこんな事をするような人間じゃない!

優しくて、かっこ良くて、俺達生徒にとって大好きな、尊敬すべき先生だった!」



「良いことを教えてやろう。

俺に与えられた魔法、
【肉眼で見たことのある人間を、
操ることができる】

この力を試すのに、
実験台となるとっておきの人材がいた。

そう考えると俺には毎年、
40人の“奴隷”が与えられていたからな。」





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