合言葉は、“ヘヘヘ ムフフ”



ジョージさんと、
気を失っている生徒達の元へ行く。


やっぱり、特に女の子は手の甲を骨折していた。


あんな何発も容赦なく俺を殴らせるから、
殴る側もダメージを負っていたようだった。



「一度に運ぶのは大変じゃな。
救急車でも呼ぶか?」


「そうですね。
僕スマホを持ってるから呼びます。」


「いや、
学校の電話を使ってワシが呼んでおく。

だからお前は早く、大事な子がいるっていう病院へ行きなさい。」


「・・・いいんですか?」


「ここはワシに任せておけ。」


「ありがとうございます。」


「ウヒャヒャヒャ。勝利の握手じゃ。」



ジョージさんが右手を差し出してきたので、固い握手を交わす。







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