孤独なわたしに

そう言うと新人くんの顔は


一気に曇った。



『何でも屋……』


そう呟きながら、デスクへと


向かう新人くんを見て、半年持てば


上等だろうな~と思っていた。







『まあ、俺と矢田さんと片山くんしか

居ないからさ。気楽にやろうよ』



そう部長が言うと、片山くんは


作り笑顔を浮かべ、


『頑張ります』



と言っていた。
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