孤独なわたしに


『どうしてこんな部署に

居るんですか?』


コピー機から戻るとき、片山くんが


いきなり話し掛けてきた。



「人の役には立つじゃない?」



納得はしていない様子だったが、


また電話がなる。



「はい、庶務部です」



今度は昨年度の書類を探して



欲しいとの依頼。



「片山くん、倉庫行こう」



『はい、あっゲームセーブするんで』



スマホをいじりながら、返答する。



 
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