すれ違い
「ねえ、光貴~。うちらと組もーよー」
「いや、私たちと組もっ?」
「あたしらのが仲いいし、あたしらと組むでしょ」
なんて猫なで声だ。
同じ女子として尊敬する。
私だったら、きみとだけは組みたくない。
誰と組むかなー。仲いい男子もいないしなー。
「愛依は誰か組みたい人とかいる?」
愛依が誰か組みたい人がいるならその人と組めばいいと思って聞いてみる。我ながらナイスアイディアだ。
「いないね。でも、あそこだけはマジ勘弁」
と、愛依が指差したのはきみのグループだった。
「やっぱ、そうだよね」
と、頷きながら、もう一度そちらの方を見やる。
すると、気のせいか向こうもこっちを見ていたようで、目があったような気がした。
「いや、私たちと組もっ?」
「あたしらのが仲いいし、あたしらと組むでしょ」
なんて猫なで声だ。
同じ女子として尊敬する。
私だったら、きみとだけは組みたくない。
誰と組むかなー。仲いい男子もいないしなー。
「愛依は誰か組みたい人とかいる?」
愛依が誰か組みたい人がいるならその人と組めばいいと思って聞いてみる。我ながらナイスアイディアだ。
「いないね。でも、あそこだけはマジ勘弁」
と、愛依が指差したのはきみのグループだった。
「やっぱ、そうだよね」
と、頷きながら、もう一度そちらの方を見やる。
すると、気のせいか向こうもこっちを見ていたようで、目があったような気がした。