2月15日の告白【短編】
だ、け、ど!
「私は、あげる人もいなければ受け取ってくれる人もいないんだよ!」
うわぁーーー!と机に突っ伏す。
彼氏いない歴イコール年齢。
現在進行形で更新中ですがなにか!?
いや、あげる人は、正確に言えばいるけれども。
それはそうじゃなくて、ほら、義務的にあげなきゃいけない人達で。
「もちろん、アスカには心からあげたいって思うよ。
でも、本命がいないんだよ!
バレンタインにおいて一番大切なはずの本命チョコをあげる相手が、いないんだよ!」
ヤケクソで言い放つ。
だんだん言葉遣いがアラサー独身干物女みたいになってきた。
あ、私の将来、たぶんそれだ。
自分の思考の中で墓穴を掘ってしまって、落ち込む。
なんとなくリアルにボサボサ頭で缶ビール飲んでる30過ぎの自分を想像できてしまうあたり、怖い。
負のオーラを身に纏った私を見たアスカは、ぱたん、と雑誌を閉じて、ニッコリ笑顔で言った。
「なんで?
チエには後輩くんがいるでしょ?」
と。
「私は、あげる人もいなければ受け取ってくれる人もいないんだよ!」
うわぁーーー!と机に突っ伏す。
彼氏いない歴イコール年齢。
現在進行形で更新中ですがなにか!?
いや、あげる人は、正確に言えばいるけれども。
それはそうじゃなくて、ほら、義務的にあげなきゃいけない人達で。
「もちろん、アスカには心からあげたいって思うよ。
でも、本命がいないんだよ!
バレンタインにおいて一番大切なはずの本命チョコをあげる相手が、いないんだよ!」
ヤケクソで言い放つ。
だんだん言葉遣いがアラサー独身干物女みたいになってきた。
あ、私の将来、たぶんそれだ。
自分の思考の中で墓穴を掘ってしまって、落ち込む。
なんとなくリアルにボサボサ頭で缶ビール飲んでる30過ぎの自分を想像できてしまうあたり、怖い。
負のオーラを身に纏った私を見たアスカは、ぱたん、と雑誌を閉じて、ニッコリ笑顔で言った。
「なんで?
チエには後輩くんがいるでしょ?」
と。