愛され新婚ライフ~クールな彼は極あま旦那様~
「高晴さん、私、そんな相手いないよ。そもそも、高晴さんとのお見合いだって、私があまりに趣味充してて恋愛や結婚の気配がないから、両親が心配してのことだったんだもん」
「え、ああ、そうなのか……」
高晴さんに見つからないようにオタ活動していたつもりだったけれど、コソコソしていることくらい一緒に住んでいれば気づくよね。挙句変な勘ぐりをさせてしまった。
「なんかごめんなさい。オタクっぽい趣味っていうか、私結構オタクだから……高晴さんには理解できないだろうって思って色々黙ってたの。引かれたくないなって」
「雫さんの趣味だろう?確かに意外だったけど、引いたりしない」
謝る私に、高晴さんは薄く微笑んで言う。
「帰ったら、きみのお勧めのアニメを紹介してくれないか?ふたりでヒマな夜なんかに見よう」
思わぬ提案に、思わず身をのりだしてしまう。だって、見咎めないでいてくれるだけですごいことなのに、こっちに興味を持ってくれるなんて、ちょっと驚きだ。
「いいの?」
「俺だって子どもの頃はロボットアニメや特撮にハマっていたわけだし、興味がないわけじゃないよ。それに奥さんの趣味に寄りたいって思っちゃ駄目かな。ファンからしたらにわかっぽいかな」
私の趣味に寄りたいって……それは私を理解したいって思ってくれてるんだよね。仲良くしたいからだって思っていいよね。
畳に手をつき、私はいっそう身を乗り出す。
がっついちゃうけど、仲間ができそうになるとエンジンかかっちゃうもんなんだよ。
「あ、あのね!今朝見てたのでも箱根に関係のある作品でもないんだけど、ロボットアニメならイチオシがあるの!ここ、Wi-Fiも飛んでるし1話目無料でサイトで見られるから……これからタブレットで見ない?」
「え、ああ、そうなのか……」
高晴さんに見つからないようにオタ活動していたつもりだったけれど、コソコソしていることくらい一緒に住んでいれば気づくよね。挙句変な勘ぐりをさせてしまった。
「なんかごめんなさい。オタクっぽい趣味っていうか、私結構オタクだから……高晴さんには理解できないだろうって思って色々黙ってたの。引かれたくないなって」
「雫さんの趣味だろう?確かに意外だったけど、引いたりしない」
謝る私に、高晴さんは薄く微笑んで言う。
「帰ったら、きみのお勧めのアニメを紹介してくれないか?ふたりでヒマな夜なんかに見よう」
思わぬ提案に、思わず身をのりだしてしまう。だって、見咎めないでいてくれるだけですごいことなのに、こっちに興味を持ってくれるなんて、ちょっと驚きだ。
「いいの?」
「俺だって子どもの頃はロボットアニメや特撮にハマっていたわけだし、興味がないわけじゃないよ。それに奥さんの趣味に寄りたいって思っちゃ駄目かな。ファンからしたらにわかっぽいかな」
私の趣味に寄りたいって……それは私を理解したいって思ってくれてるんだよね。仲良くしたいからだって思っていいよね。
畳に手をつき、私はいっそう身を乗り出す。
がっついちゃうけど、仲間ができそうになるとエンジンかかっちゃうもんなんだよ。
「あ、あのね!今朝見てたのでも箱根に関係のある作品でもないんだけど、ロボットアニメならイチオシがあるの!ここ、Wi-Fiも飛んでるし1話目無料でサイトで見られるから……これからタブレットで見ない?」