愛され新婚ライフ~クールな彼は極あま旦那様~
「北海道、行きたかった……」
「今、雫が一番ハマってる漫画の舞台が北海道だもんな……」
そう。そうなのだ。この旅は、好きな漫画の舞台をふたりでめぐるツアーでもあったのだ。
「聖地巡礼したかったぁぁぁ」
ソファにひっくり返ってジタバタ暴れる私を高晴さんが困った顔で見下ろしてる。
子どもみたいだって自分でも思う。
でも、すごくすごく楽しみにしてたんだよ!アニメで出てきた街を観光したり、時代物だから資料館を回ったりしたかったんだよ!
それに、高晴さんとラブラブな関係になってからは初めての旅行だ。
ある意味、新婚旅行リターンズだったのに……。
「4日間、ずっと一緒にいられる予定だったのに」
ぼそりと呟くと高晴さんがソファの横に膝をつき、私の顔を覗き込んできた。
「休みは休みだから、ずっと一緒にはいられる」
メガネの奥の優しい瞳。次の瞬間、高晴さんの顔が間近になっていた。ちゅ、と湿った音をたてて合わさった唇は、すぐに深く重なる。音をたてながら、たっぷりとキスを交わして、そっと唇を離す。
「高晴さん」
私の機嫌を取ろうとしてるのかしら。じろっと睨むと、高晴さんは私の上に四つ這いになってしまう。あらあら、この体勢って。
「エッチなことしてごまかそうとしてない?」
「ごまかしたいんじゃなくて、普通にしたいんだけど」
「ここ、ソファですけど。あと、私アニメ見てるし!」
「一度止めようか」
さっさとリモコンを手にとり、停止から電源を落としてしまう。
もう!強引なのは嫌いじゃないけど、私は今不機嫌なんですよー!
のしかかってきた身体をポカポカたたいてどかそうとしていると、ドアチャイムが鳴った。
「高晴さん!誰かきたよー!」
高晴さんは渋々私の上から退き、一階のエントランスに来ている来客を確認するため、インターホンに向かった。
「今、雫が一番ハマってる漫画の舞台が北海道だもんな……」
そう。そうなのだ。この旅は、好きな漫画の舞台をふたりでめぐるツアーでもあったのだ。
「聖地巡礼したかったぁぁぁ」
ソファにひっくり返ってジタバタ暴れる私を高晴さんが困った顔で見下ろしてる。
子どもみたいだって自分でも思う。
でも、すごくすごく楽しみにしてたんだよ!アニメで出てきた街を観光したり、時代物だから資料館を回ったりしたかったんだよ!
それに、高晴さんとラブラブな関係になってからは初めての旅行だ。
ある意味、新婚旅行リターンズだったのに……。
「4日間、ずっと一緒にいられる予定だったのに」
ぼそりと呟くと高晴さんがソファの横に膝をつき、私の顔を覗き込んできた。
「休みは休みだから、ずっと一緒にはいられる」
メガネの奥の優しい瞳。次の瞬間、高晴さんの顔が間近になっていた。ちゅ、と湿った音をたてて合わさった唇は、すぐに深く重なる。音をたてながら、たっぷりとキスを交わして、そっと唇を離す。
「高晴さん」
私の機嫌を取ろうとしてるのかしら。じろっと睨むと、高晴さんは私の上に四つ這いになってしまう。あらあら、この体勢って。
「エッチなことしてごまかそうとしてない?」
「ごまかしたいんじゃなくて、普通にしたいんだけど」
「ここ、ソファですけど。あと、私アニメ見てるし!」
「一度止めようか」
さっさとリモコンを手にとり、停止から電源を落としてしまう。
もう!強引なのは嫌いじゃないけど、私は今不機嫌なんですよー!
のしかかってきた身体をポカポカたたいてどかそうとしていると、ドアチャイムが鳴った。
「高晴さん!誰かきたよー!」
高晴さんは渋々私の上から退き、一階のエントランスに来ている来客を確認するため、インターホンに向かった。