愛され新婚ライフ~クールな彼は極あま旦那様~
高晴さんが呟いた。
ベアぞう?なにその名前。
んー?ちょっと待って。私このぬいぐるみ見たことある。
っていうか、すごく懐かしいんだけど。
「あ!!このぬいぐるみ!!私が小さい時持ってた!!」
私が叫ぶと高晴さんが違う違うと首を振る。
「思い出したみたいだけど、雫の記憶違いだよ。これは俺のぬいぐるみのベアぞうだ。きみはくましゃんって呼んでたな」
私が首をかしげ、高晴さんが説明してくれる。
「小さい頃、きみはお義母さんに連れられ、よくうちに来たんだよ。それは話にきいてるだろ?俺はまだ小さなきみの子守を命じられ、困って自分のお気に入りのぬいぐるみを貸したんだ」
「へぇー、そんなことが」
「きみは来るたび『くましゃん、かして』って俺の部屋から持って行ってしまうから、今日こそ取られてお持ち帰りされてしまうんじゃって、幼い俺は毎回ヒヤヒヤしてたんだ」
高晴さんに言われてその辺のくだりを思い出そうとしてみる。
うーん、わかんない。思い出せない。
でも、このクマちゃんは思い出せるんだよね。抱っこしたり背負ったりして遊んだのは間違いない。
「高晴さん、ごめん。思い出せない」
申し訳ない苦笑いを浮かべて高晴さんを見やると、高晴さんも苦笑いだ。
「かもね、きみはとても小さかったし。祐樹くんがお義母さんのお腹にいるころだから、2つくらいじゃないかな」
ベアぞう?なにその名前。
んー?ちょっと待って。私このぬいぐるみ見たことある。
っていうか、すごく懐かしいんだけど。
「あ!!このぬいぐるみ!!私が小さい時持ってた!!」
私が叫ぶと高晴さんが違う違うと首を振る。
「思い出したみたいだけど、雫の記憶違いだよ。これは俺のぬいぐるみのベアぞうだ。きみはくましゃんって呼んでたな」
私が首をかしげ、高晴さんが説明してくれる。
「小さい頃、きみはお義母さんに連れられ、よくうちに来たんだよ。それは話にきいてるだろ?俺はまだ小さなきみの子守を命じられ、困って自分のお気に入りのぬいぐるみを貸したんだ」
「へぇー、そんなことが」
「きみは来るたび『くましゃん、かして』って俺の部屋から持って行ってしまうから、今日こそ取られてお持ち帰りされてしまうんじゃって、幼い俺は毎回ヒヤヒヤしてたんだ」
高晴さんに言われてその辺のくだりを思い出そうとしてみる。
うーん、わかんない。思い出せない。
でも、このクマちゃんは思い出せるんだよね。抱っこしたり背負ったりして遊んだのは間違いない。
「高晴さん、ごめん。思い出せない」
申し訳ない苦笑いを浮かべて高晴さんを見やると、高晴さんも苦笑いだ。
「かもね、きみはとても小さかったし。祐樹くんがお義母さんのお腹にいるころだから、2つくらいじゃないかな」