愛され新婚ライフ~クールな彼は極あま旦那様~
ついつい読書に没頭して何時間が経っただろう。
時計は17:30。現在2月の終わり、外は薄暗い時刻だ。
そろそろ夕飯の買い出しに行かないとなぁ。
私はソファから立ち上がり、途中まで読んだ漫画を衣装ケースに戻しに行くことにした。
元ある位置に漫画をしまい、上から丁寧に衣類を入れているとガチャリと鍵の開く音がする。
え?
鍵?
誰が入ってきたの?
いや、高晴さん以外ありえないわ!
私は慌てて残りの衣類を詰め込み、衣装ケースの蓋を閉め、カチリとロックをかけた。
物置の部屋から飛び出すと、ちょうどリビングの戸を開けた高晴さんと鉢合わせした。ばっちり目があった。
「雫さん、ただいま」
物置から焦った顔で飛び出してきた私に、高晴さんは一瞬訝しげな顔をしたもののすぐに薄く笑った。
「お、おかえりなさい!高晴さん!すごく早かったね!」
「ああ、今日は午後から外出で、上司が直帰していいって言うから。俺が新婚だから気を利かせてくれてるんだろう」
「そうなんだ〜。上司さんいい人!」
取り繕ってるように見えないかな?
心臓がドキドキしてるよ。たった今まで趣味のブツ広げてたんだもんな〜。
時計は17:30。現在2月の終わり、外は薄暗い時刻だ。
そろそろ夕飯の買い出しに行かないとなぁ。
私はソファから立ち上がり、途中まで読んだ漫画を衣装ケースに戻しに行くことにした。
元ある位置に漫画をしまい、上から丁寧に衣類を入れているとガチャリと鍵の開く音がする。
え?
鍵?
誰が入ってきたの?
いや、高晴さん以外ありえないわ!
私は慌てて残りの衣類を詰め込み、衣装ケースの蓋を閉め、カチリとロックをかけた。
物置の部屋から飛び出すと、ちょうどリビングの戸を開けた高晴さんと鉢合わせした。ばっちり目があった。
「雫さん、ただいま」
物置から焦った顔で飛び出してきた私に、高晴さんは一瞬訝しげな顔をしたもののすぐに薄く笑った。
「お、おかえりなさい!高晴さん!すごく早かったね!」
「ああ、今日は午後から外出で、上司が直帰していいって言うから。俺が新婚だから気を利かせてくれてるんだろう」
「そうなんだ〜。上司さんいい人!」
取り繕ってるように見えないかな?
心臓がドキドキしてるよ。たった今まで趣味のブツ広げてたんだもんな〜。