【短編】チョコレートは恋の味
「えぇー。私は、本当に何でもいいんだってば。」


「じゃあ、今食べたいチョコ言ってよ。」


「今食べたいのを、バレンタインに渡すの、おかしいでしょ。」


正論過ぎる千宙の突込みに、私は、苦笑いを浮かべる。


意地悪しないで教えてよー。


ほんとに、何がおいしいか分かんないんだけど!



「そういうのって、好きな人に聞けばよくない?」


女子力ある、リア充はそうなんでしょうけど、私は好きな人いないんですよ。


分かってるはずなんだけどなぁ?


今日の千宙はやけに意地悪だ。


「そもそも、男子にあげたことないし!」


今年もそんな予定全くないし!!



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