【短編】チョコレートは恋の味
「え~。いいじゃん。一つ増えるだけなんだし。」


「あのね、羽柴?私、甘いもの苦手だから、一つ増えるだけで変わるんだけど?」


何なんだ、このイケメン。


何かあると、私に絡んでくる。


ああ、あれか?


俺に興味持たない女だからうんぬんかんぬんってやつ?


で、今回の目標がチョコもらう、と。


そう思うと、何かしっくりくる。


「ね~。お願い。俺、量より質なんだ。」


「・・・?私の、市販の安いやつなんだけど?」
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