雨と制服とジャージ
薄暗い、一人暮らしの男の部屋。
裸の女子高生。一緒にいる男は高校教師。
バレてしまったら、先生も私も……。

なんて、今はそんな綺麗事言わない。
この部屋に漂っている欲情めいた空気は、気のせいじゃない。

ソファの上で、先生と座って見つめ合う。
私の肩にはブランケットが掛けられていて、先生は一歩私に近づいた。

「先生……」
「……喋るな」


私の顎に、先生の指が当てられた。
ぐっと顔を近づけられ、貪るように唇を奪われる。

「せん、せ……」

熱い唇が、知らない世界へと私を誘う。先生の分厚い舌は、私の舌を探し出すと喰らわれそうに激しく吸い上げる。

「んっ…」

口の中までも先生に奪われ、くたりと先生に倒れ込む。
先生は私を片手で抱きとめ、まだ足りないと私に呼吸を与えることさえも許さない。
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