お兄ちゃん、好きでいてもいいですか?
リビングのドアが少し開いているのに気がついた私は、音を立てないようにそっと覗いてみる。
相手の顔は見えないが、お母さんの顔ははっきりと見える。
お母さん、笑ってる。
楽しそう。
でも、誰と話しているの?
意を決して、ドアを開ける。
「た、ただいま⋯⋯」
「あ、おかえりなさい!」
お母さんは、ニコニコとしたまま私に返事をする。
そして、お母さんの隣にいたのは30代後半か、40代前半の男の人だった。
笑うと、くっきりと出来るえくぼ。
優しそうな人⋯⋯。
でも、お母さんとどういう関係?
友達⋯⋯とか?
「亜希、紹介するわね!こちら、正樹さん!」
「よろしくね、亜希ちゃん」
相手の顔は見えないが、お母さんの顔ははっきりと見える。
お母さん、笑ってる。
楽しそう。
でも、誰と話しているの?
意を決して、ドアを開ける。
「た、ただいま⋯⋯」
「あ、おかえりなさい!」
お母さんは、ニコニコとしたまま私に返事をする。
そして、お母さんの隣にいたのは30代後半か、40代前半の男の人だった。
笑うと、くっきりと出来るえくぼ。
優しそうな人⋯⋯。
でも、お母さんとどういう関係?
友達⋯⋯とか?
「亜希、紹介するわね!こちら、正樹さん!」
「よろしくね、亜希ちゃん」