君の姿、午後5時半【短編】
「だああっ、ちょ、待ってよ!俺は今あのお姉さんに…っ…天野さんに愛の告白をだな!」
「いつも引かれて終わってんだろ。飽きねえな、お前は!」
「な、俺引かれてんの!?え、まじ!?なんで!?年下だから!?」
「年下は関係ねえから」
わたわたと慌てたように私の顔を見る、彼……"宮野"くん。
驚きはしてるけど引いてはいない、という事を苦笑いを浮かべて伝えたつもりだったが彼は表情の意味を勘違いしたのか「うそ…!しょっく…!」と片手で頭を抱えながら嘆いている。
引く、というより、愛の告白なんて云われるのが恥ずかしいのだ。
今まで告白なんてされた経験は一度もなかったし、この年になって彼氏はおろか好きな人も居た事がなかったから。
「いつも引かれて終わってんだろ。飽きねえな、お前は!」
「な、俺引かれてんの!?え、まじ!?なんで!?年下だから!?」
「年下は関係ねえから」
わたわたと慌てたように私の顔を見る、彼……"宮野"くん。
驚きはしてるけど引いてはいない、という事を苦笑いを浮かべて伝えたつもりだったが彼は表情の意味を勘違いしたのか「うそ…!しょっく…!」と片手で頭を抱えながら嘆いている。
引く、というより、愛の告白なんて云われるのが恥ずかしいのだ。
今まで告白なんてされた経験は一度もなかったし、この年になって彼氏はおろか好きな人も居た事がなかったから。