舞蝶~絶望を知った女総長~ ※コメディあるZE☆
新しい環境でカッコつけようとして最初にあんまり言葉話さない奴ってよくいるよねwww………あっ私か。

怒涛のピンポン連打たーのしー!!!wwwwww



─────ピンピンピピンポピンポピンポピンポンピンポンピンポンピンポンピンポーン!!!!!


愛「ごめんくださぁ〜い!www」


7階、理事長室前。

とーるから前々から聞いていたのだが、とーるは理事長室に住んでいるらしい。
だから朝4時半にも関わらず、私は寮の鍵を求め、とーるの住んでいる理事長室のインターホンを連打している訳だ。

……うん、傍迷惑な行為ですね。皆さんやらないようにしましょうね。


徹「ぐっ……う、うるさい……なんでまたこんな早朝に」


なんか愚痴りながらとーるが出てきた。


愛「おはよーございます! どうも! 愛乃です! ぐっすり寝ていたてめぇと違って今まで寝ずに仕事をしていた愛乃です! どうも! おはよーございます!」


眠そうに出てきやがって。眠いのはこっちだクソ野郎!


徹「うわっ! 愛乃?! ちょ、一回入れ」


お、優しいぞ? え? 頭打った?


徹「ねえ君なんか失礼なこと考えてない?」

愛「エッ、ナンノコトカナ」


ふぃー、私の周りにはエスパーが沢山おること。

とりあえずお邪魔しま〜す。


愛「ってあれ、もう扉直ってんじゃん」

徹「フッ、俺の経済力、侮るなかれ」

愛「出た〜。金の無駄使い。禿げればいいのに」

徹「ひっど」


互いに軽口を叩き合いながらとーるは理事長室の高級クルクル椅子(肘置き付き)に、私は高級ふわふわソファー(ふわふわ)に座った。


徹「えーっと、寮の鍵だよな。ほい、これ」

愛「うわっと」


とーるが鍵を(投げ)渡してくる。
おい私じゃなかったら鍵が頭に当たってぶっ倒れるとこだったぞ。

うわっととかいいつつ片手で余裕で投げ渡された鍵(豪速)を受け取る。


徹「はっきり言ってだな」

愛「なんだね」


とーるがなんか言い始めた。


徹「寮、遠いんだよな」

愛「徒歩何分?」

徹「お前の足でも30分は掛かる」


ファーーーwww

無理に決まってんだろ眠いわ。


愛「朝までよろしくお願いしまーす」

徹「しょうがねえなぁ? 空き部屋を一部屋貸してやるよしょうがねえなぁ? 感謝するんだごぺらっ!」

愛「よろしくお願いしまーす」

徹「はい……」


顔に漫画のようなグーパンチの後を付けた心優しいとーるが部屋を貸してくれるらしい。やったネ!




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