彼を好きになるまであと、8秒.






―――――
―――




「はは~ん、なるほどねえ~」




私が全て話し終えると、香織は顎に手を当て、探偵みたいな恰好で私の顔を見た。




うん?
なんだろう?




頭の中でハテナを浮かべていると、思っていることが顔に出ていたのか。




「頑張れ」




そう一言、ニコリと少し意地悪な顔のしながら微笑んだ。




え....っ、



「助けてよ~....」




そんな他人事みたいに言わないで.....



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