彼を好きになるまであと、8秒.






そしたら、もう関わることもなくなるだろうし。


昨日のことを誰にも言うこともないって、わかってっもらえる....はず。



お互いにいいことだらけ、だよね。


うん、言おう。




「あの、ね」




男の話すのは、緊張して、どうしても普通に話すことができない。




だけど、彼は。



「ゆっくりでいいよ」



そう優しい声色で言ってくれた。




その言葉に少しだけ心が軽くなる。




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