彼を好きになるまであと、8秒.






「ずっと、男が苦手だったら大変だろ?
だから、俺が直すの手伝ってやるよ」




たい、へん?



う~ん、大変と思ったことはない。



別に男の子が苦手でも、拒否反応がでても、自分から関わることはないし....

むしろ、こうして関わられるほうが困る。




「あかり?」




私の顔を覗き込みながら、私の名前を呼んだ。




「あ....っ、」




高杉優と目が合って、キュッと目を瞑ってしまう。



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