フェイス
☆☆☆
部屋に戻るとカナタ先輩はスマホをいじっていた。
「遅くなりました」
「女の子のお手洗いが長いのはわかってるよ」
カナタ先輩は笑顔でそう言い、スマホをテーブルの上に置いた。
そしてその手をあたしへ向けて伸ばして来た。
「おいでナナ」
突然呼び捨てにされて混乱する。
付き合い始めてまだ数十分しか経過していない。
「俺のこともカナタって呼び捨てにしてよ」
そう言われて体がカッと熱くなるのを感じた。
学校内でずっと見つめてきた憧れのカナタ先輩。
そのカナタ先輩が今あたしへ向けて手を伸ばし、呼び捨てにしてと行って来ている。
それだけであたしの心臓は爆発してしまいそうだった。
部屋に戻るとカナタ先輩はスマホをいじっていた。
「遅くなりました」
「女の子のお手洗いが長いのはわかってるよ」
カナタ先輩は笑顔でそう言い、スマホをテーブルの上に置いた。
そしてその手をあたしへ向けて伸ばして来た。
「おいでナナ」
突然呼び捨てにされて混乱する。
付き合い始めてまだ数十分しか経過していない。
「俺のこともカナタって呼び捨てにしてよ」
そう言われて体がカッと熱くなるのを感じた。
学校内でずっと見つめてきた憧れのカナタ先輩。
そのカナタ先輩が今あたしへ向けて手を伸ばし、呼び捨てにしてと行って来ている。
それだけであたしの心臓は爆発してしまいそうだった。