フェイス
☆☆☆
結局そのまま眠ることなく、朝が来ていた。
大好きな音楽を聞いても、大好きな漫画を読んでも、完全に痒みを忘れると言う事はできなかった。
気が付いたら皮膚をかいていて、膨れた部分が次々と潰れてウミが出て来た。
外出するときには大きなマスクを付けて外へ出た。
傷がヒリヒリと痛んで涙が滲んでくる。
お母さんが運転する車に揺られて病院へ行くと、すぐに診察してくれることになった。
「ひどい肌荒れだね」
あたしの顔を見た瞬間、医者が目を丸くしてそう言った。
「一応アレルギーも見ておこうか」
そう言って血液も採取された。
痒みと荒れを押さえる薬を2種類もらい、病院を後にした。
結局そのまま眠ることなく、朝が来ていた。
大好きな音楽を聞いても、大好きな漫画を読んでも、完全に痒みを忘れると言う事はできなかった。
気が付いたら皮膚をかいていて、膨れた部分が次々と潰れてウミが出て来た。
外出するときには大きなマスクを付けて外へ出た。
傷がヒリヒリと痛んで涙が滲んでくる。
お母さんが運転する車に揺られて病院へ行くと、すぐに診察してくれることになった。
「ひどい肌荒れだね」
あたしの顔を見た瞬間、医者が目を丸くしてそう言った。
「一応アレルギーも見ておこうか」
そう言って血液も採取された。
痒みと荒れを押さえる薬を2種類もらい、病院を後にした。