フェイス
☆☆☆
特に行きたくもないトイレへと向かっていると、後ろから足音が近づいてきた。
振り向くと、勇が走って追いかけて来るのが見える。
「葉月!」
「なに? どうしたの?」
慌てた様子の勇にあたしは驚いてそう聞いた。
「お前大丈夫なのか?」
その言葉に心臓がドクンッと跳ねた。
勇はあたしのことを心配してくれていたんだ。
嬉しいと感じて返事をしようとした、その時。
「ユナちゃんも昨日体調が悪くなって早めに帰っちゃったんだ」
勇がそう言い、あたしは口を閉じてしまった。
特に行きたくもないトイレへと向かっていると、後ろから足音が近づいてきた。
振り向くと、勇が走って追いかけて来るのが見える。
「葉月!」
「なに? どうしたの?」
慌てた様子の勇にあたしは驚いてそう聞いた。
「お前大丈夫なのか?」
その言葉に心臓がドクンッと跳ねた。
勇はあたしのことを心配してくれていたんだ。
嬉しいと感じて返事をしようとした、その時。
「ユナちゃんも昨日体調が悪くなって早めに帰っちゃったんだ」
勇がそう言い、あたしは口を閉じてしまった。