フェイス
好みのタイプ
翌日、あたしはいい気分で目が覚めた。
目が覚めてすぐに思い出すのは昨日の出来事だ。
勇とあたしが一緒にボーリング場から逃げるところ。
勇の手の大きさ、暖かさを思い出す。
それだけで心臓はドキドキしていた。
鼻歌を歌いながら着替えをしてリビングへと下りて行く。
「あら葉月、今日は肌の調子が良さそうね」
化粧をしていたお母さんが振り向いてそう言って来た。
昨日念入りにケアをしたお蔭かもしれない。
「そう? お母さんも、今日も綺麗だよ」
気分がいいから、人を褒める事だって簡単だった。
目が覚めてすぐに思い出すのは昨日の出来事だ。
勇とあたしが一緒にボーリング場から逃げるところ。
勇の手の大きさ、暖かさを思い出す。
それだけで心臓はドキドキしていた。
鼻歌を歌いながら着替えをしてリビングへと下りて行く。
「あら葉月、今日は肌の調子が良さそうね」
化粧をしていたお母さんが振り向いてそう言って来た。
昨日念入りにケアをしたお蔭かもしれない。
「そう? お母さんも、今日も綺麗だよ」
気分がいいから、人を褒める事だって簡単だった。