フェイス
買い物
放課後になり、あたしは彩羽を誘って買い物に来ていた。
昨日の出来事であたしが落ち込んでいると思い込んでいる彩羽は、誘ったらすぐにOKしてくれた。
あたしたち2人がむかったのは、カナタ先輩にナンパされたあの場所だった。
またバッタリ会うかもしれないけれど、今度はナンパされるようなこともないだろう。
「今日は何を買うの?」
お店を見て回っている時、彩羽がそう聞いて来た。
「服を買おうと思って」
「いいねぇ。葉月はいつも地味な服だから、少し明るい色の服を着た方がいいよ」
あたしの私服姿を知っている彩羽はすぐにそう言って来た。
最近ではフェイス用の服も買っているのだけれど、もちろんそれは見せていない。
昨日の出来事であたしが落ち込んでいると思い込んでいる彩羽は、誘ったらすぐにOKしてくれた。
あたしたち2人がむかったのは、カナタ先輩にナンパされたあの場所だった。
またバッタリ会うかもしれないけれど、今度はナンパされるようなこともないだろう。
「今日は何を買うの?」
お店を見て回っている時、彩羽がそう聞いて来た。
「服を買おうと思って」
「いいねぇ。葉月はいつも地味な服だから、少し明るい色の服を着た方がいいよ」
あたしの私服姿を知っている彩羽はすぐにそう言って来た。
最近ではフェイス用の服も買っているのだけれど、もちろんそれは見せていない。