フェイス
☆☆☆
月曜日の朝、学校へ行く前にパソコンのメールを確認してみると、勇から一件連絡が入っていた。
《土曜日はありがとう! ユナと出合えてよかった!》
沢山の顔文字と一緒にそう書かれている。
誰がどう見ても好意のあるメールの内容だ。
あたしは返信しようかと悩んだが、結局なにも送らないまま家を出た。
今日勇に合ってユナの事を直接聞いてみるつもりだった。
その時に好印象なら、ちゃんとメールを返せばいい。
勇に限ってそんなことはないと思うけれど、遊び相手なだけだとか、好きじゃないとか、そんな事を聞かされたらもう連絡は取らないつもりだった。
「おはよう葉月! 土曜日はどうだった?」
教室に入った瞬間目を輝かせた彩羽に掴まってしまった。
月曜日の朝、学校へ行く前にパソコンのメールを確認してみると、勇から一件連絡が入っていた。
《土曜日はありがとう! ユナと出合えてよかった!》
沢山の顔文字と一緒にそう書かれている。
誰がどう見ても好意のあるメールの内容だ。
あたしは返信しようかと悩んだが、結局なにも送らないまま家を出た。
今日勇に合ってユナの事を直接聞いてみるつもりだった。
その時に好印象なら、ちゃんとメールを返せばいい。
勇に限ってそんなことはないと思うけれど、遊び相手なだけだとか、好きじゃないとか、そんな事を聞かされたらもう連絡は取らないつもりだった。
「おはよう葉月! 土曜日はどうだった?」
教室に入った瞬間目を輝かせた彩羽に掴まってしまった。