絶対彼氏
このままじゃ本当に買わされるかもしれない。


「いいじゃねぇか。こんなチャンス滅多にないぞ?」


雄大が目をぎらつかせてそう言う。


「あたしはロボットと付き合いたいワケじゃないんだけど」


あたしはそう言ってキッと雄大を睨み付けた。


「でもさぁ、もうどのくらい?」


成美がそう聞いて来たのであたしは「なにが?」と、聞き返した。


「洋二を好きになって、どのくらい?」


そう聞かれて返事に困ってしまった。
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