復讐日記
もう必要ないなんてそんなことはない。


「じゃあ、君は雑貨屋に嫌われてはじき出された方だね」


「嫌われた……?」


「そうだよ。残念だったね」


男子生徒がそう言った時、学校のチャイムが鳴りはじめた。


「ちょっと待って!」


あたしの呼びとめも聞かず、男子生徒は校門をくぐって行ってしまったのだった。

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