復讐日記
昔のことを思い出している間に、いつの間にかバイト先に到着していた。


昨日あった蛇の死骸は今日はすでになくなっていた。


「おはようございます」


挨拶をして事務所へと入って行くと、パートさんの中に1人の女の子が立っていた。


頬が少し赤く、緊張しているのがわかる。


「海老名さんおはよう。今日から新人さんが入ったのよ」


吉野さんがそう教えてくれた。


新人さんの顔にはよぉく見覚えがあった。


智子だ。


智子もあたしにすぐに気が付いたようで、パッと表情が明るくなった。
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