復讐日記
あたしの言葉に花音が黙り込んでしまった。


「今書いてることが全部終わったら、また剛のことを書き始める予定なんだよ。時間が相手油断しているところに復讐してやるの」


「彩愛……。本当にそれで彩愛の心が晴れるの?」


その言葉にあたしは大きく頷いた。


「もちろんだよ! 今だってすごくスッキリした気分なんだから」


「ねぇ、どんなことを書いたのか日記を見せてよ」


そう言われて、あたしは日記を取り出した。


「随分と細かく書き込んでるね」


「書いてたらどんどん復讐したい内容が浮かんでくるの」


「そうなんだ……」
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