復讐日記
花音がそう言ってニヤリと笑った。


あたしは強いメマイを感じてその場に倒れてしまいそうになる。


花音があたしへ復讐?


とても信じられることじゃなかった。


「なんで!? あたしたちは親友だよね!」


「もちろん親友だよ。あんたが復讐さえやめていればね」


花音はそう言ってあたしを睨み付けて来た。


「あたしがいくら忠告しても、あんたは復讐をやめなかった。だからね……あたしたちの関係も、おしまいだよ」


花音の声が幾重にもなって響き渡る。


「花音……嘘だよね? 冗談だよね!?」
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