復讐日記
「日記なら、こっちにあるよ」


そう言われて案内されたのは店の奥にある棚だった。


棚にズラリと並んだ日記帳や交換日記。


この中にあるかもしれないと思うと、心臓がドクンッと大きく跳ねた。


「ありがとうございます」


あたしは奥さんへ向けてそう言い、日記帳を手に取った。


普通のノートを同じサイズから、手のひらに収まるくらいの小さなものまで沢山扱っている。


「日記帳だけでこんなに沢山あるんですね」


「あぁ。そこの高校の課題で日記の提出があるらしいからね」


「そうなんですか?」
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