復讐日記
ミオリは一体何を購入したんだろうか。


それほど膨らんでいない買い物袋。


声をかけてみようか?


そう思うが、できなかった。


もしもミオリがあたしの顔を思い出して、通り魔と関連付けられたら困る。


あたしは顔を伏せてミオリの横を通り過ぎた。


そのまま真っ直ぐ歩き、雑貨屋へと向かうことにした。


なんだか妙な胸騒ぎがする。


ミオリが買って行ってものがやけに気になる。
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