復讐日記
「今日のテストは数学だったんだけど、自信がなかったんだよね」


花音はそう言って笑った。


こんなくだらない事に日記のページを使うなんて、どうかしてる!


「花音、今すぐあたしに復讐日記を返して」


「なんで?」


「せっかくの日記を、そんなことに使うなんてもったいなさすぎる!」


「まぁ、あたしは書きたいことは書いたから、返してあげてもいいけどさ」


花音はそう言いページをめくって見せて来た。


そこには明日の日付が記入されている。


《彩愛と宏哉が別れる》


その文章に目が行った。
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