復讐日記
不信感を抱きながらも、あたしは言われた通りに日記に書き込んだ。


やがて、復讐日記を手にした時と同じように、あたしは止まらなくなっていた。


次から次へとアイデアが浮かんでくる。


あいつらにしたいこと、味あわせたいことが、山のようにある。


「それほど相手を苦しめたいなんて、彩愛はどうかしてるよ」


最後まで書き切った時、花音が呆れたようにそう言って来た。


「まだまだ足りないくらいだよ」


あたしがそう言うと、花音は軽く肩をすくめた。


「まぁ、あたしには彩愛の傷はわからないもんね。これで満足するなら、それでいっか」


復讐日記の最後の方には、2人が誘拐されて暴行を受けると記入した。
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