復讐日記
☆☆☆

それから数時間後、あたしと花音はファミレスにいた。


花音は長い髪をポニーテールに束ねている。


「ねぇ、雑貨屋で見つけた面白い物ってなに?」


席に座るなりあたしはさっそくそう聞いた。


朝からずっと気になってたんだ。


「これだよ」


そう言って花音が鞄から取り出したのは一冊の日記帳だった。


しかし、普通の日記帳に比べれば随分と薄っぺらい。

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