復讐日記
実行されない
フラリと外へ出ていつも通りバイトをこなし、家への道を歩き始めた。


今日1日頭の中は真っ白で、バイト中に何度もミスをしてしまった。


しっかりしなきゃと思えば思うほど、気が付いてしまった孤独が重たくのしかかってきて邪魔をする。


高校を辞めてからのあたしは復讐しかなかった。


復讐することで前を向く事ができていた。


その間にも世界は回り、どんどん前進していたというのに。


1人だけ置き去りにされていた気分になり、自転車をこぐ足がついに止まってしまった。


早く帰らないと夜になってしまう。


だけど、あたしには早く帰らないといけない理由なんてなかった。
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