復讐日記
☆☆☆
復讐日記は鍵のかかった引き出しに大切にしまわれていた。
それを確認してみたけれど消されたり、書き加えられたりした形跡はどこにもなかった。
「なんで!?」
あたしは愕然として復讐日記を見つめた。
「だから言ったでしょ、何もしてないって」
花音が強い口調でそう言う。
「でも、昨日復讐は実行されなかった! そんなおかしいでしょ!?」
「あたしに言われてもわからないよ」
「だって――!」
「学校へ行く時間だから」
花音はそう言い、復讐日記を引き出しへ戻してしまったのだった。
復讐日記は鍵のかかった引き出しに大切にしまわれていた。
それを確認してみたけれど消されたり、書き加えられたりした形跡はどこにもなかった。
「なんで!?」
あたしは愕然として復讐日記を見つめた。
「だから言ったでしょ、何もしてないって」
花音が強い口調でそう言う。
「でも、昨日復讐は実行されなかった! そんなおかしいでしょ!?」
「あたしに言われてもわからないよ」
「だって――!」
「学校へ行く時間だから」
花音はそう言い、復讐日記を引き出しへ戻してしまったのだった。