復讐日記
「そうだったんですか?」


「うん。その後でミオリちゃんが同じ学校の子だって聞いて、挨拶しとこうかなって思ったの」


「わざわざありがとうございます」


ミオリは嬉しそうに頬を染めてそう言った。


あたしの嘘を全く疑っていない様子だ。


「ミオリちゃんにお礼がしたいんだけど、時間ある?」


そう聞くと、一緒にいた女の子たちが「あたしたち、先に帰るね」と、気を聞かせてくれた。
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