復讐日記
「なるほど。結構リアルにできてるね。このノート彩愛にあげるね」


「くれるの?」


「うん。嫌な事って文字に書けばスッキリするって言うし」


「そっか……」


こんなノートに書いたって、簡単には傷は癒えない。


だけど、自分の気持ちを整理できていいかもしれない。


「ありがとう花音」


あたしはそう言い、ノートを自分の鞄にしまったのだった。
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