復讐日記
赤いランプが付いている。


「もしかして、あたしの両親は手術中なんですか?」


そう聞くと吉野さんは頷いた。


「具体的な事って、もう聞きました?」


「まだ、なにも……」


そう言い吉野さんは黙り込んでしまった。


不安が胸に膨らんでいく。


まだ手術としているということは、これからどうなるかわからないということだ。


「2人はトラックにはねられたんですよね? ってことは……」


自分でそこまで言って口を閉じた。
< 292 / 321 >

この作品をシェア

pagetop