復讐日記

青白い母親の顔。


生気を失った父親の顔。


目は固く閉ざされていて、名前を呼んでも開けてくれない。


あれだけあたしのことを心配していた母親も、なにも言わない。


「2人ともあたしを驚かせようとしてるんでしょ？　冗談ならもうやめて、笑えないから！」


そう言い、必死に2人を揺さぶり起こそうとする。


しかし2人は目を開けない。


「ねぇ！？　起きてよ！　冗談なんでしょ！？　本当は全然平気なんだよね！？」


知らず知らずにあたしは怒鳴り散らしていた。